愛知県養護教育研究会
愛知県養護教育研究会

 本会は平成2年に発足し、今年で34年目を迎えました。「養護教諭が自分たちの手で、自分たちの力量を高める研究組織でありたい」という先輩諸氏の熱い思いを受け継ぎ、その歴史を刻んできました。

 令和5年5月26日に開催された総会で承認され、会長を務めることとなりました。今年度は1071名の養護教諭と、養護教諭出身の指導主事が会員となっています。

 令和2年3月2日、全国での休校措置がとられて以降も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は止まる所を知らず、それまで毎年開催していた本会の研究大会も、やむを得ず中止となりました。本会が発足して以来、初めてのことでした。また、令和3年度・4年度は、オンラインでの開催を余儀なくされました。

 そして、今年度は3年ぶりの集合開催を計画しています。県下の養護教諭が一堂に会し、共に学ぶことができる喜びを感じることができる大会にしようと、役員一同、研究大会の開催に向けて準備を進めています。

 いま、「マスクをはずせない」「教室に入れない」「いつも元気がない」など、「アフターコロナ」の子どもたちには、さまざまな健康問題が浮上しています。養護教諭は誰しもそれを感じているのではないでしょうか。そのような状況で、私たち養護教諭に求められている役割はこれまでになく大きくなっていると感じます。目の前の子どもたち一人一人を見つめ、その子に応じた対応をするためにも、養護教諭はその力量を高め、学校保健の専門職として、中心的な役割を果たす必要があります。

 愛養研は、これからも愛知の養護教諭の絆を深め、相互に学び合う場として、そして、愛知の子どもたちのために、その歩みを止めることなく取り組んでまいります。

 また、昨年度開設しましたこのホームページも、養護教諭はもとより、広く多くの方にご覧いただくことで、養護教諭に対する理解を深めていただく一助となれば幸いです。

 どうぞ、今後もご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
 

令和5年5月
愛知県養護教育研究会長 渥美 かおる